スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書きなぐるブログ。更新頻度は気まぐれ

2019年一軍開催球場一覧

 

今年のNPB一軍公式戦が行われる球場の一覧を作成してみた。
情報はあくまでネット上で入手したものなので、
間違いがあるかもしれません。
この一覧がもとで何か問題が起こっても責任はとれませんが、
間違いは訂正するので、
あったら適宜コメントしてください。

12球団本拠地球場

    内野 外野   総収容人員 ネット裏 内野席 外野席 最寄駅 路線 徒歩
札幌ドーム 札幌 人工芝 人工芝 ドーム 42,270 跳ね上げ 跳ね上げ 跳ね上げ 福住 地下鉄東豊線 10
楽天生命パーク宮城 仙台 天然芝 天然芝 屋外 30,508 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 宮城野原 JR仙石線 5
ZOZOマリンスタジアム 千葉 人工芝 人工芝 屋外 30,082 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 海浜幕張 JR京葉線 15
メットライフドーム 所沢 人工芝 人工芝 ドーム 32,725 跳ね上げ 跳ね上げ 人工芝 西武球場 西武狭山線 1
明治神宮野球場 新宿区 人工芝 人工芝 屋外 31,805 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 外苑前 東京メトロ銀座線 5
                  信濃町 JR総武線 12
東京ドーム 文京区 人工芝 人工芝 ドーム 46,000 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 水道橋 JR総武線 2
                  後楽園 地下鉄丸ノ内線南北線 2
横浜スタジアム 横浜 人工芝 人工芝 屋外 28,966 跳ね上げ 跳ね上げ 背もたれ付 関内 JR京浜東北線 2
ナゴヤドーム 名古屋 人工芝 人工芝 ドーム 40,500 跳ね上げ 跳ね上げ 背もたれ付 ナゴヤドーム前矢田 地下鉄名城線 5
京セラドーム大阪 大阪 人工芝 人工芝 ドーム 36,146 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 大正 JR大阪環状線 7
阪神甲子園球場 西宮 黒土 天然芝 屋外 47,508 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 甲子園 阪神電車 3
ほっともっとフィールド神戸 神戸 天然芝 天然芝 屋外 35,000 跳ね上げ 跳ね上げ ベンチ 総合運動公園 神戸市営地下鉄 1
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島 天然芝 天然芝 屋外 33,000 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 広島 JR、広島電鉄 10
ヤフオクドーム 福岡 人工芝 人工芝 開閉式 40,178 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 唐人町 地下鉄空港線 15

さすがに現代の一軍のホームでは、
バスを使わなければ行けない球場や
内野席がベンチシートの球場はない。

地方開催球場

      内野形態 外野形態 建築形態 総収容人員 ネット裏 内野席 外野席 最寄駅 路線 徒歩 注釈
8/8,9/16 旭川スタルヒン球場 旭川 クレー舗装 天然芝 屋外 25,000 前列背もたれ付 ベンチ 芝生 北高前 バス 1  
8/29 帯広の森野球場 帯広 クレー舗装 天然芝 屋外 23,004 背もたれ付 ベンチ 芝生 帯広の森体育館前 バス    
8/27,28 釧路市民球場 釧路 人工芝 人工芝 屋外 20,000 背もたれ付 ベンチ 芝生 豊美2丁目 バス    
5/29 はるか夢球場 弘前 人工芝 人工芝 屋外 15,050 背もたれ付 ベンチ 芝生 弘前運動公園前 弘南鉄道弘南線 3  
5/28 岩手県営野球場 盛岡 クレー舗装 天然芝 屋外 25,000 背もたれ付 背もたれ付 芝生 県営野球場前 バス    
6/29,30 こまちスタジアム 秋田 クレー舗装 天然芝 屋外 25,000 跳ね上げ ベンチ 芝生 こまちスタジアム バス    
7/8 きらやかスタジアム 山形 クレー舗装 人工芝 屋外 12,272 背もたれ付 背もたれ付 芝生 羽前千歳 JR奥羽本線 10  
6/11 ヨーク開成山スタジアム 郡山 クレー舗装 天然芝 屋外 18,220 背もたれ付 セパレート 芝生 市役所 バス    
5/21 ひたちなか市民球場 ひたちなか クレー舗装 天然芝 屋外 25,000 背もたれ付 ベンチ 芝生 市民球場入口 バス 15  
5/8,9/4 前橋市民球場 前橋 盛土 天然芝 屋外 13,107 背もたれ付 ベンチ 芝生 城南運動公園 バス    
4/9,5/9,8/8 埼玉県営大宮公園野球場 さいたま クレー舗装 天然芝 屋外 20,500 背もたれ付 ベンチ 芝生 大宮 埼京線 20  
5/8,9/3 ハードオフエコスタジアム新潟 新潟 人工芝 人工芝 屋外 30,000 跳ね上げ 背もたれ付 ベンチ スポーツ公園前 バス    
7/15 長野オリンピックスタジアム 長野 人工芝 人工芝 屋外 30,000 背もたれ付 ベンチ 芝生 篠ノ井 しなの鉄道、JR篠ノ井線 40 バス停は徒歩25分
7/5 浜松球場 浜松 クレー舗装 天然芝 屋外 26,000 背もたれ付 ベンチ 芝生 上島 遠州鉄道西鹿島線 10  
7/17 豊橋市民球場 豊橋 クレー舗装 天然芝 屋外 15,895 セパレート セパレート 芝生 運動公園前 豊橋鉄道 3  
5/28,7/25 長良川球場 岐阜 クレー舗装 天然芝 屋外 30,000 背もたれ付 ベンチ ベンチ 岐阜メモリアルセンター バス    
8/27,28 わかさスタジアム京都 京都 クレー舗装 天然芝 屋外 20,000 背もたれ付 ベンチ 芝生 阪急西京極 阪急京都線 5  
6/18 倉敷マスカットスタジアム 倉敷 クレー舗装 天然芝 屋外 30,494 跳ね上げ 跳ね上げ セパレート 中庄 JR山陽本線 8  
5/21 三次きんさいスタジアム 三次 人工芝 人工芝 屋外 16,000 背もたれ付 セパレート 芝生 美術館前 バス    
                    三次中央病院前 バス    
4/16 坊っちゃんスタジアム 松山 クレー舗装 天然芝 屋外 30,000 跳ね上げ 背もたれ付 セパレート 市坪 JR予讃線 0  
5/14,7/17 北九州市民球場 北九州 クレー舗装 天然芝 屋外 20,000 背もたれ付、前部跳ね上げ 背もたれ付 ベンチ 三萩野 北九州モノレール 10  
4/9 長崎ビッグNスタジアム 長崎 人工芝 人工芝 屋外 25,000 背もたれ付、前部跳ね上げ 背もたれ付 ベンチ 浦上 JR長崎本線 15  
                    大橋 長崎電気軌道 2  
4/17,5/18 藤崎台県営野球場 熊本 クレー舗装 天然芝 屋外 24,000 セパレート ベンチ 芝生 蔚山 熊本市電 5  
4/16,5/19 平和リース球場 鹿児島 クレー舗装 天然芝 屋外 30,000 背もたれ付 ベンチ ベンチ 騎射場 鹿児島電鉄 12 公式ではバスのみ
5/21,22 沖縄セルラースタジアム那覇 那覇 クレー舗装 天然芝 屋外 30,000 セパレート、前部背もたれ付 ベンチ 芝生 奥武山公園 ゆいレール 5  

地方開催の場合は、
背もたれがネット裏だけで他の内野席はベンチ、
外野は芝生席の球場も多い。
表の関係で、ネット裏が背もたれ席としている球場にしても
背もたれは前列だけで後方は既にベンチとなっている場合もあるので、
そのあたりは注意が必要だ。
日本の場合、大半の球場は駐車場が狭いから、
できるだけ公共交通機関の使用を薦められる。
バスの具体的な路線は主催チームや球場のサイトなどで確認してほしい。

中日暗黒期前10年のドラフトを振り返る

 

現在、2013年から6年連続Bクラスが続いている中日。
その原因をどこに求めるかは人それぞれなのだが、
その中でドラフトが取り上げられる時は、
2012年以前のドラフトが取り上げられることはほとんどない。
特に例の「暗黒期は2013年以降のドラフトのせい」と言い切った
大御所評論家にいたっては、
同じ本の別なページで
「暗黒期前の10年間のドラフトを見るのが大事」と書いたのに、
舌の根も乾かぬうちにこういうことを書いている。
ここまでいくと、
2012年以前のドラフトに何か触れられたくないことでもあるのか、
陰謀論的な疑いをもたれてもおかしくないレベルだ。

今回はそんな2003~12年の中日ドラフトについて見てみよう。

高校生が多い上位指名

まずは上位指名から。

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  高投 高野 大投 大野 社投 社野
2003    1  1      
2004      1    1  
2005    1      1  
2006    1    1    
2007  1    1      
2008  1          1
2009  2          
2010    1  1      
2011  1  1        
2012  1    1      
03~12  6  5  5  1  2  1
2013  1        1  
2014      1    1  
2015  1    1      
2016      1  1    
2017  1        1  
2018    1  1      

2005~07年は分離ドラフトだったから置いておくとしても、
統一ドラフトでは高校生が半数を超えている。
特に2008年からは2位指名が5年連続高校生。
その結果、2008~12年の上位指名は高校生7-3大社で、
これは12球団単独トップの数字だ。
結果論になるが、
もし2008年の1巡でスカウト陣の推す大田泰示を引き当てていたら
高校生8-2大社とさらに高校生偏重の上位指名だった。
もっとも3巡指名は全員大学生と社会人*1
それでも3巡までで高校生7人は
巨人(9)、ソフトバンク(8)の次に多く、
ヤクルトと並んで3位タイだが。

前5年で急増した層

  高投 高野 大投 大野 社投 社野 高投 高野 大投 大野 社投 社野
2003   2 1 1 2 1 7            
2004     2 2 4 3 11            
2005 2 2 1 1 2 2 10       1 1  
2006   2 2 2 1 1 8            
2007 2   1     1 4            
2008 3 1 1 1   1 7       1   1
2009 2     4   1 7     1 1    
2010 1 1 1 1 1   5            
2011 3 1 2       6            
2012 2 1 1 2 1   7            
03~12 15 10 12 14 11 10 72            
03~07 4 6 7 6 9 8 40            
08~12 11 4 5 8 2 2 32            
2013 1     1 3 1 6 1     1    
2014     2 1 2 4 9 1 1   1    
2015 1   1   1 3 6 1   2 1 2  
2016 1 1 3 1     6         1  
2017 3 2     1   6     1   1  
2018 1 2 1 1 1   6            

最初の4年間は、
落合新監督が大して関わっていないと思われる2003年も含めて
大学生と社会人の指名が多い。
それもあって、10年全体では投打とも万遍なく指名が行われている。
特に野手はさすがに高齢化が進みすぎていたことと
それ以前に獲得した大学生野手の育成もあってか、
落合監督退任後も大学生を獲得しつつ
野手の指名数そのものが減っていた。
そんな中、2007年頃から極端に指名数が増えているのが高卒投手だ。
1年平均2人以上の高校生投手が指名されていて、
2008年以降に限定すると本指名全体の1/3が高卒投手になる。
そして、それから5~10年経過した今、
中日はホームがナゴヤドームにも関わらず毎年失点数がリーグ下位。
…まさかこれを知られたくなかったのか?

と、こんな考察をしてはみたが、
たぶんそこまで関係はないと思う。
少なくとも「野手の弱体化も高卒投手が原因」とは考えられないし、
それにあの人たちがこのへんの数字をチェックしているとも思えない。

2013年以降に言及すると、
最初の3年間が大社偏重になっていたこと、
2014年が大失敗に終わったことは紛れもない事実だ。
一方で一昨年は再び高卒投手を大量指名。
大社投手も大学生か高卒3年目が多い。
最近の中日スカウト陣が高校生投手を好むのだろうし、
落合前GMも去年は吉田輝星をかなり推していたのを考えると、
やはり投手に関してはスカウト陣とGMの好みが一致していたんだろうな。

10年間に指名した選手の結果

最後に、この10年間の指名でいったいどういう選手が出てきたのか
見てみよう。

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1年でも戦力になった選手の一覧はこうなった。
まず野手は、打てる野手の育成がうまくいっていないのがわかる。
それも単に指名していないのではなく、
アマ時代には強打で知られた選手も軒並み打てなくなっている。
ナゴヤドーム補正を考慮しても伸び悩みが顕著だ。
とこう言うと今度は「一軍で使わないから伸びない」と言われそうだが、
たとえばここ数年盛んに使えと騒がれ続けた高橋周平は
けっこう打席を与えられている。
いや、一軍スタメンに固定し続けろと言うかもしれないが、
ポジションのライバルのスタッツはこうなっていた。

OPS 高橋 ルナ 森野 福田 堂上直
2013 .691 .919 .830    
2014 .724 .888 .802    
2015 .624 .764 .678    
2016 .688     .754  
2017 .632       .522

森野はルナをファーストに回す場合の比較対象。
高橋の調子がライバルの調子と比例してしまっていた。
一昨年の堂上を除けば、
彼らを外して高橋を固定しろと主張するほうが常軌を逸している。

投手のほうは、長く活躍する選手が少ない。
まあまあの選手が多かった2004年の効力が切れた後は
吉見と浅尾しか残らない展開になってしまった。
大量に指名してきた高卒で3年以上戦力になったのは岡田だけで、
大卒と社会人はそれよりはまだいいが絶対数が少なすぎた。
人材不足が続いているここ数年の中日投手陣を作り出した
元凶と言ってしまっても差支えないだろう。

*1:大学生4人、社会人は高卒3年目の武藤

過去11年のドラフト1位指名を可視化してみた

 

ちょっとした表を作っていた時に、
ドラフト1位指名選手の表を
見た目にもわかりやすくしてみようと思い立った。
世の中には数字だとよくわからなかったり、
数字を見ただけで拒絶反応を起こす人も少なくないので、
単純に色づけしてみたというだけの話だが。

1位指名選手

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こうしてみるとよくわかる。
セリーグは外れ1位指名が多すぎる
つまりはそれだけ1位抽選を外してきたわけで、
セリーグは逃げるから抽選に当たらない」とは
どう解釈したらそう言えるのか。
というか、そんな事実を見られない人が
ドラフト候補を見て選手評価ができるのだろうか。
文字じゃないから問題ないのかな。

単独指名と強運を駆使するパ、抽選で負け続けるセ

せっかくなので、数字にもしてみた。

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一番人気に関しては
2008年の2球団競合3人もあるので
若干セリーグが水増しされている感もなくはないが、
それでも2-4だからこれを除いても27-26でほとんど差はない。
そして外れ1位、
外れ外れ1位(合計9-14)の入札回数には
大きな差が出ている。

全体的な傾向としては

単独指名型。運も悪くない 西武
単独指名型。運は悪い オリックス
特攻型。惨敗もあるが運は悪くない ソフトバンク日本ハム、ロッテ、楽天、中日
特攻型。運も悪い ヤクルト、横浜、阪神

広島と巨人はしばらく②だったが最近徐々に特攻が増えてきている。
広島が②→③、巨人は②→④、
というところだろうか。

中日 落合GMドラフトの後付けシミュレート

 

時空を超えた理由付けができる「Mr.ドラフト」

昨年末、ある本でとんでもないパワーワードを見つけた。
現在中日が6年連続Bクラスになっているのは
落合GM時代のドラフト、
しかも高校生を獲らなかったのが原因だというのだ。
特に槍玉にあがっているのは2014、15年あたり。
しかし、中日の暗黒期は2013年から、
つまり2013年オフに落合GMが就任する前だ。
「Mr.ドラフト」ともなると、
「ある年のドラフトの結果がそれ以前の年の成績にも影響する」
と主張できる
ようになるらしい。
ネット上ではマルハ~TBS時代の横浜にも全く同じ批判があったけども、
とうとうそのレベルまで到達してしまったか。
それにドラフトの成果は5年後、10年後につながる
と言ってた主張はどこへ消えたんだ?

とはいえ、ちょっと好意的な解釈もしてみよう。
もし2013年以降に高卒重視のドラフト、
あるいは「大御所評論家が高い評価をつけそうなドラフト」をしたら、
中日は今頃強くなっていたのだろうか。
今回はこのようなコンセプトで、
できるだけ成功している選手を指名したという
都合のいい後付け設定のもと考えてみたいと思う。

後付けドラフト開始

2013年

  実際   後付け  
1 松井裕樹 LHP 松井裕樹 LHP
外1 鈴木翔太 RHP 鈴木翔太 RHP
2 又吉克樹 RHP 田口麗斗 LHP
3 桂依央利 C 上林誠知 CF
4 阿知羅拓馬 RHP 又吉克樹 RHP
5 祖父江大輔 RHP 関根大気 CF
6 藤澤拓斗 3B 白村明弘 RHP
育1 岸本淳希 RHP 岸本淳希 RHP
育2 橋爪大佑 2B 橋爪大佑 2B

1位は松井の競合に向かった後、高校生の鈴木翔太なのだから
高卒重視の視点に立てばここは変えない方がいいだろう。
2巡はちょっと難しかった。
本当なら上位は投手と野手のバランス、
高校生と即戦力のバランスとやらが大事らしい(本当に本心なのか?)のだが、
この2つを噛みあう候補がなかなかいない。
ドラフト会議倶楽部の模擬ドラフトでは1巡嶺井博希だったそうだが、
現在の結果を考えると嶺井にしても成功とは言えない。
仕方ないのでここは田口にしておいた。その次が上林。
2位の又吉は下位まで残るだろうと言い出される可能性が極めて高いので4位で。
地元枠扱いになるのは岐阜出身の阿知羅でも
東海地区の社会人である祖父江や藤澤でもなく
高卒即プロの関根だけらしいから5位は関根。
6位以降の投手も白村以外に岩崎優、砂田毅樹、石川柊太と当たり選手がいるが、
当時の知名度なども考慮して白村にした。

2014年

  実際   後付け  
1 野村亮介 RHP 山﨑康晃 RHP
2 浜田智博 LHP 栗原陵矢 C
3 友永翔太 CF 石川直也 RHP
4 石川駿 2B 高木伴 RHP
5 加藤匠馬 C 香月一也 3B
6 井領雅貴 RF 高濱祐仁 SS
7 遠藤一星 SS 遠藤一星 SS
8 山本雅士 RHP 佐藤雄偉知 RHP
9 金子丈 RHP 幸山一大 OF
育1 佐藤雄偉知 RHP 石垣幸大 RHP
育2 石垣幸大 RHP 藤吉優 C
育3 藤吉優 C 近藤弘基 CF
育4 近藤弘基 CF    

現実の本指名は、野手が加藤以外全員24歳以上*1
投手は大学生と高卒3年目、2年目で固めたこの年。
1位は噂されていた山﨑康晃で問題あるまい。
毎年高校生ばかりだと、いくら高卒至上主義の評論家でも
バランスが悪いと怒られてしまう。
2位は準地元扱いの栗原。
3位は完全に結果論の後付けで石川直也としておいた。
さて、ここからまた高校生オンリーだと多すぎるので、
どこかで1人即戦力が欲しい。
この段階だと当時評価の非常に高かった高木や守屋功輝らが残っている。
その評価通りに指名するなら、
ここは1位候補でもあった高木がベターだろう。
それでも5位からは高校生を並べるんだがね。
あとは育成で指名、拒否された佐藤や準地元の幸山を入れる。
指名順位でもめた遠藤は周りとの兼ね合いで
どうしてもこの順位になってしまった。

2015年

  実際   後付け  
1 高橋純 RHP 高橋純 RHP
外1 小笠原慎之介 LHP 小笠原慎之介 LHP
2 佐藤優 RHP 木下拓哉 C
3 木下拓哉 C 平沼翔太 P,SS
4 福敬登 LHP 佐藤優 RHP
5 阿部寿樹 SS 佐藤世那 RHP
6 石岡諒太 1B 青柳昴樹 CF
育1 中川誠也 LHP 中川誠也 LHP
育2 吉田嵩 RHP 吉田嵩 RHP
育3 三ツ間卓也 RHP 三ツ間卓也 RHP
育4 西浜幹紘 RHP 西浜幹紘 RHP
育5 呉屋開斗 LHP 呉屋開斗 LHP
育6 渡辺勝 RF 渡辺勝 RF

ここも徹底的に高校生を指名した1位はこのまま。
2~4位は当時の知名度と投手・野手のバランスを考えて
木下と佐藤を入れ替え、
さらにそこへ平沼を混ぜておいた。
上位に野手を入れることも教義の一部だしな。
5・6位も知名度と評論家の評価重視でこのように。

2016年

  実際   後付け  
1 柳裕也 RHP 堀瑞輝 LHP
2 京田陽太 SS 京田陽太 SS
3 石垣雅海 SS 石垣雅海 SS
4 笠原祥太郎 LHP 笠原祥太郎 LHP
5 藤嶋健人 RHP 藤嶋健人 RHP
6 丸山泰資 LHP 丸山泰資 LHP
育1 木下雄介 RHP 木下雄介 RHP

ここは1位以外入れ替えるところがなかった。
全体的に地元枠と評論家にうけのよかった選手が指名されていて、
残すは1・2位が大学生になるのを防ぐことぐらいだったのだ。
その中でも京田は、大卒にしては珍しく
あの界隈での評価がやけに高いらしいので外せない。
しかし高校生に限定すると、残る1位指名選手はほとんどが競合。
単独指名で獲得可能なのは堀だけだった。


これで全体のバランスはこうなった。

    高投 高野 大投 大野 社投 社野  
実際 2013 1     1 3 1 6
  2014     2 1 2 4 9
  2015 1   1   1 3 6
  2016 1 1 3 1     6
後付け 2013 2 2 1   1   6
  2014 2 4 1   1 1 9
  2015 2 2 1     1 6
  2016 2 1 2 1     6
実際   3 1 6 3 6 8 27
後付け   8 9 5 1 2 2 27
参考(横浜97~2001)   11 10 4 2 3 3 33

高校生のバランスはマルハ末期に近くなり、
野手に関してはこの4年間自体もある程度野手重視。
彼らにとっては模範的な指名になっているはずである。

シミュレート結果

FA選手の獲得は厳禁、
外国人選手もあくまで若手がいないときのおまけ、
というのがあの人たちの考え方なので
ゲレーロアルモンテやジョーダン、ロドリゲスなどは外しておく。

2017

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2018

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野手陣は上林がいて守備が向上した可能性は高いものの、
アルモンテとモヤのマイナスを補えたかどうかは疑問。
上林もヤフオクからナゴヤに変わったことで
打撃成績は大幅に悪化している可能性が高い。

先発投手は柳が田口に変わった以外それほど変化はない。
リリーフは山﨑、石川、白村の存在が大きく、
祖父江のマイナスは補えている。
少しは接戦を制することができるようになったかもしれない。

全体を通してみると、
現在どん底に近い状態になっている投手は少し向上した可能性がある。
また、二軍に若い野手の数自体はそろっているので少しは夢を見れる。
しかし、バッティングはむしろ弱体化すらしていて、
全体の得失点は外野の守備力でよほど失点を減らさないと±0には遠い。
つまりどう見てもここ2年の現実に結びついたようには思えない

中日の強みであり弱点

「だから何だ」と言いたくなるシミュレートだったが、
いかがだったろうか。
これだけ都合よく成功した選手を獲得できたとしても、
高校生中心では中日は5年で強くなりようがなかった。
新たに獲得するなら、どう見ても田中広輔源田壮亮といった
中日ファン*2が大嫌いな大卒社会人野手の指名、
投手も大学生と社会人の獲得が必須なように見える。

しかし、中日であのようなことを書いたのは、
実は非常にまずかったんじゃなかろうか。
まず現在の中日は、暗黒期でありながら外国人野手のレベルが高い。
そして、2013年以降に指名された高卒野手のうち、
内野手として既に開花したのは岡本和真だけなのだ。
中日の場合はファーストにビシエドがいるから、
昨年ファーストだった岡本の存在がプラスにならないのである。
外野もここまで確認したように、たとえ上林がいても
外れるのがゲレーロアルモンテになり、やはりプラスではない。
「高校生を獲っていれば中日は強くなったはず」という発想は、
どう好意的に解釈しても、
中日というチームの現在の状況、
プロ入りした高卒選手の成長の状況、
各選手が指名された順位*3
これらを全く把握できていないものだと断定せざるを得ない。
あえて失礼極まりない暴言をさせてもらえば、
もう唯一興味のある高校野球の評論にだけ専念して、
高卒選手の品評会ではないプロ野球のドラフトに関しては
引退されてはいかがだろうか。

*1:学年で換算

*2:かつアンチ落合の

*3:何度も言うが、たとえ高校生の当たり年であっても1位指名の選手を2人以上獲得するのは不可能なのだ。

2007年ドラフトを振り返る

 

最後の分離ドラフト

2007年は再び栄養費問題が発覚し、
西武が高校生ドラフトの上位2人の指名権はく奪という事態に。
また希望枠制度が廃止され、
高校生と大学社会人の分離ドラフトもこの年が最後となった。

11チームが1位入札できるこの年の高校生ドラフトは、 快速球で甲子園を沸かせた佐藤由規
最後の夏は甲子園に出られなかったものの夏に急成長を遂げた唐川侑己
1年生から大型スラッガー兼投手として注目されていた中田翔
BIG3と呼ばれた。
裏を返せばこの3人とそれ以外の選手は実力差が大きいと見なされていたわけだ。

一方の大社は、大場翔太長谷部康平加藤幹典の大学生3人が
高校生と同じくBIG3と呼ばれていた。
実のところこの3人は高校生のBIG3と比べても不安要素が大きかったのだが、
それ以外の候補はなかなか名前すらあがってこない状態だった。
強いて4番手をあげれば、社会人No.1とされていた服部泰卓か。

1巡指名

  入札 外1巡 外外1巡
C 唐川侑己 安部友裕  
Bs 中田翔 丹羽将弥  
S 佐藤由規    
E 佐藤由規 寺田龍平  
By 佐藤由規 高濱卓也 田中健二朗
L      
T 中田翔 高濱卓也  
M 唐川侑己    
D 佐藤由規 岩嵜翔 赤坂和幸
H 中田翔 岩嵜翔  
G 佐藤由規 藤村大介  
F 中田翔    

 

  選手名 ポジ 出身 競合
1 佐藤由規 RHP 仙台育英 5
2 中田翔 OF,P 大阪桐蔭 4
3 唐川侑己 RHP 成田 2
4 高濱卓也 SS 横浜 2
4 岩嵜翔 RHP 市立船橋 2
6 安部友裕 SS 福岡工大城東  
6 丹羽将弥 OF 岐阜城北  
6 寺田龍平 RHP 札幌南  
6 藤村大介 SS 熊本工業  
10 田中健二朗 LHP 常葉菊川  
10 赤坂和幸 RHP 浦和学院  

高校生はBIG3に全11球団が入札。
11球団参加での全チーム競合は1978年以来2度目だった。
その内訳は佐藤5、中田4、唐川2だったわけだが、
セ4-パ1と圧倒的にセリーグの入札が多い一番人気では何か困るのか、
ドラフト評論の大御所たちは一番人気は中田(セ1-パ3)と言い張っている。
外れ指名もこの年から同時入札制になり、
高濱と岩嵜が2球団ずつ競合した。

  入札 外1巡 外外1巡
Bs 大場翔太 篠田純平 小林賢司
S 加藤幹典    
L 長谷部康平 服部泰卓 平野将光
C 長谷部康平 篠田純平  
E 長谷部康平    
By 大場翔太 小林太志  
H 大場翔太    
T 大場翔太 白仁田寛和  
M 長谷部康平 服部泰卓  
D 長谷部康平 山内壮馬  
F 大場翔太 服部泰卓 多田野数人
G 大場翔太 篠田純平 村田透

 

  選手名 ポジ 出身 競合
1 大場翔太 RHP 東洋大 6
2 長谷部康平 LHP 愛知工業大 5
3 加藤幹典 LHP 慶應  
4 篠田純平 LHP 日本大 3
4 服部泰卓 LHP トヨタ自動車 3
6 小林太志 RHP JR東日本  
6 白仁田寛和 RHP 福岡大  
6 山内壮馬 RHP 名城大  
9 小林賢司 RHP 青山学院大  
9 平野将光 RHP JR東日本東北  
9 多田野数人 RHP サクラメント・リバーキャッツ  
9 村田透 RHP 大阪体育大  

一方の大社もやはりBIG3に全球団が入札。
加藤が単独だったため全12チーム競合はならなかった。
また外れ1位では篠田と服部の両左腕に3球団が競合、
左の希少性が人気を集めた理由だろうか。
この年の大社1巡は全チームが投手を指名、
過去3年の希望枠・1巡で指名された大学・社会人野手は33人中3人と非常に少ない。
高校生1巡は35人中15人が野手、のちに野手コンバートされたのが+4人。

セリーグ

巨人

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外れ1巡指名の藤村は4年目にセカンドで定着するが、
走力は高いものの出塁率が低すぎてスタメンで生かせない。
3巡の中井も6年目にセカンドで打ちまくり定着しかけたが、
こちらは大怪我で機会を逸した。
再び固定された2017年はバッティングもリーグ平均を下回っている。
大社1巡の村田は巨人で登板がないまま戦力外となり渡米。
AAAで防御率が5点未満になったのはMLB昇格と同じ2015年で、
さすがに国内球団がそこまで待つ余裕はなかった。

中日

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外れ外れ1巡で獲得の赤坂はのちに野手へコンバート。
2015年に出場機会が増えたが、大成まではいかなかった。
大社は地元の投手を連続で入札している。
山内は実働が2011~12年にかけてのことで、
何とも評価が難しい。
高卒4年目での指名だった谷もバッティングが伸びなかった。

阪神

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外れ1巡では高濱のくじを引き当てた阪神
1位入札以外での抽選獲得は1989年4位以来18年ぶり*1だった。
3年目終了後に人的補償でロッテへ移籍したときは激しく叩かれたが、
この年二軍でOPS.448だったバッティングは
その後もいまいち伸びてきていない。
他の選手は、白仁田が8年目に移籍先のオリックスで43試合に登板した以外に
活躍した年はない。

横浜

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外れ外れ1巡で獲得したセンバツ優勝投手の田中は、
しばらく先発で育成されたが芽が出ず、
8年目から左のワンポイントで台頭した。
高校生はさらに太田、佐藤と甲子園出場選手を集めたが、
1年目から一軍登板はするも活躍には至らなかった。
大社の2人も1年目から起用されたがやはり伸びてこない。
桑原が戦力になったのは阪神移籍後のプロ入り10年目になってからだ。

広島

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広島史上でもかなりの当たり年と認識されている年。
中でも高校3巡の丸が4年目からセンターで定着したのが大きい。
高校1巡の安部はスタメン要員となったのが9年目。
小窪は梵英心の不調などもあって起用は1年目から多かったが、
徐々に内野ユーティリティの控え要員になっていく。
遅咲きと言えるのが松山で、
28歳ごろから本格化しだし30代の今全盛期を迎えている。
投手はいまいち。
外れで3球団競合の篠田も大学での実績を考えれば致し方なしといったところか。

ヤクルト

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高校では5球団競合で佐藤を獲得。
少しずつ、しかし着実に成長していた4年目に故障してしまい、
その後4年間一軍登板なし。
山本は先発14試合中12試合が2011年のものだった。
この年は大社中心の指名をしたヤクルトだったが、
1巡の加藤が実績通りの結果に終わってしまう。
鬼崎はショート不足になった西武で奮闘するもバッティングが伸びず。
三輪が代走・守備要員として戦力になっている。

日本ハム

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4球団競合の末獲得した中田は3年目中盤から一軍に定着。
統一球の影響で見た目のスタッツはいまいちだが着実に成長し、
リーグ有数のHRバッターになった。
現状、全盛期が6年目とやや早熟でとどまっているのが惜しい。
高田GMがいなくなったこの年は高校生主体の指名だったが、
それ以外の高校生は1年目の開幕から使われた選手もいるが失敗となった。
大社1巡は外れ外れで多田野。
防御率は良くないがローテの穴を埋める働きは見せた。
3巡後半まで残った宮西は11年連続50試合以上に登板。
この年の大社の中ではかなりの当たりドラフトになった。

ロッテ

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この年は本指名が全員投手、野手は大量指名した育成で確保するという
のちの巨人やソフトバンクの先駆けのような指名だった。
2球団競合の唐川は、登板数では全ての年で戦力に。
ただ内容は、6年目以降に先発で防御率4.50未満が1年しかない。
現状だとイニングイーターとしての功績が高い選手になっている。
阿部はずっと期待されているのだが、いまだ使える目途が立っていない。
大社外れで3球団競合の服部は6年目にワンポイントではたらいた。
指名された年は24試合で151 1/3回を投げたが、
大場ほどではないにせよこのイニング数がたたった可能性もあるだろうか。
伊藤は4年目までで221試合に登板、4年目途中からは怪我に悩まされた。

ソフトバンク

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外れで2球団競合した岩嵜は、先発での活躍は2011・12年。
リリーフとして完全に開花したのは9年目ということになる。
ファーストながら身体能力が優れていた中村が
外野でスタメンに定着したのは大きい。
大社6球団競合を制した大場は、一番人気としては残念な結果。
前にも書いたが、どうしても4年生で
212 1/3回*2を投げたダメージの影響に見えてしまう。
3巡の久米も1年目だけで、あとは故障もあって伸びないままだった。

楽天

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投手の指名数が野手を上回ったのは、創設4年目で初めてだった。
高校生は地元で5球団競合の佐藤を外したあと投手3人を並べる。
唯一そこそこ投げている菊池が先発で17試合投げたのは8年目。
大社5球団競合の長谷部も2013年以外良いとは言えず、
投手はいまいちな結果に。
一方の野手は3年目からスタメン定着の聖澤が活躍。
HRの少ない選手だが、
2011~13年にリーグ平均をセンターで上回ったのは
もっと評価されていいかもしれない。
内村もまずまずの出来だったが、
それ以上に創設直後のBCリーグの地位向上につながったのではないか。

西武

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高校生は3巡までの指名権を失った西武。
そんな年に、1位以外では22年ぶり*3となる高卒投手の戦力を輩出するのだから、
世の中何が起こるかわからない。
もっとも武隈が戦力になったのは7年目からなので、
高卒時点での獲得が適切だったかは疑問な点でもあるのだが。
斉藤は控え要員として貴重な戦力に。
大社では投手2人を獲得するが、伸びたとは言えなかった。
特に平野はチームの1年上にこの年指名漏れの摂津正がいたので、
いくら地元枠*4とはいえ、
西武の投手の目利きと育成の微妙さが際立って見えてしまう。

オリックス

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3回の抽選を外したオリックス
高校生では3年連続で地元関連の選手に向かい、全てくじを外したことになる。
それでも前年に続く高校生中心の指名だったが、
この年は珍しく伊藤が4年目から一軍定着し、6年目に開花。
ただリード面の評価が低い上に
ここ数年はバッティングも急速に悪化してしまった。
最近は捕手で出続けると早くに打撃の劣化する選手が多い気がする。
小瀬は2年間まずまずの内容だっただけに惜しまれる。
投手のほうは全員戦力にならなかった。

*1:90~92年にかけて2球団競合を3連敗中

*2:リーグ戦168、全国44 1/3

*3:1985年の岡田展和横田久則

*4:浦和実業高→平成国際大

「若手厨」視点で2019年開幕スタメンを妄想してみた

 

今回はタイトルの通り、まだ1月前半だが、
いわゆる「若手厨」と呼ばれるような人たちが
今年の開幕スタメンに妄想していそうなオーダーと投手陣を考えてみた。
キャンプ前でもあるので新外国人選手をあまり考えず、
自分でできる最大限に彼らの妄想を膨らませた状態にしてある。
だからもしかしたらまだまだ妄想成分が不足しているかもしれない。
あくまで「『若手厨』ならこう考えるだろう」というもの、
たとえば、毎年3月ぐらいに出ている某シリーズの書籍に書かれそうなスタメン候補を
考えてみたものなので、
私個人の意見ではないことはお断りしておく。
何の意味があるかは自分でもわからないが気楽に読んでほしい。
ちなみに昨年のその本でいまだに覚えているのは、
ロッテに対して
「オールスター明けから平沢と安田をスタメン固定。
角中がライトで藤岡はレフトで競争」
と主張していたこと。

西武

8 秋山翔吾 8 秋山翔吾
6 源田壮亮 6 源田壮亮
2 森友哉 2 森友哉
3 山川穂高 3 山川穂高
D 栗山巧 4 外崎修汰
5 中村剛也 D 中村剛也
4 外崎修汰 7 高木渉
9 木村文紀 9 愛斗
7 金子侑司 5 山田遥楓
SP 今井達也    
SP 内海哲也    
SP 多和田真三郎    
SP 高橋光成    
SP 榎田大樹    
SP 相内誠    
RP マーティン    
CL ヒース    

浅村がいなくなったとはいえ、西武の野手陣は大幅に入れ替えるのが難しい。
一応シーズン後半の外野世代交代バージョンも右に用意したが、
いくらなんでもここまでは言わないか。
むしろ主張される可能性が高いとすれば、
昨年炭谷と岡田が併用されていたキャッチャーだろう。
この手の人たちはスタメン9人を全試合固定させたがる傾向が強く、
特に併用は嫌うことが多い。
なので「森を全試合キャッチャーで使え」と言いそうだ。
投手は多和田や移籍してきた内海よりも
高卒の今井を軸にさせようとするのでは。

ソフトバンク

9 上林誠知 9 上林誠知
4 牧原大成 4 牧原大成
7 中村晃 3 中村晃
8 柳田悠岐 8 柳田悠岐
D デスパイネ D デスパイネ
5 松田宣浩 5 美間優槻
3 内川聖一 7 真砂勇介
2 甲斐拓也 2 甲斐拓也
6 今宮健太 6 今宮健太
SP 千賀滉大      
SP 武田翔太      
SP 東浜巨      
SP 松本裕樹      
SP 大竹耕太郎      
SP 笠谷俊介      
RP 森唯斗      
CL サファテ      
 

早急に世代交代をしたいポジションはサード、ファーストあたり。
しかし松田もまだまだいけそうだし、
それぞれに入れたい若手もいない、
若手厨視点だと「育成上手」にしては意外と面倒な野手構成だった。
先発ローテは高卒投手と
高校時代からの有名選手で固めておいた。
彼らにとっては、先発は高卒を使い続け、
リリーフは大卒・社会人を使い捨てるのが基本線なのだ。

日本ハム

8 西川遥輝 8 西川遥輝
9 大田泰示 9 大田泰示
5 近藤健介 D 近藤健介
3 中田翔 3 中田翔
D 清宮幸太郎 7 清宮幸太郎
4 渡邉諒 4 渡邉諒
7 王柏融 5 高濱祐仁
2 清水優心 2 清水優心
6 中島卓也 6 中島卓也
SP 上沢直之 SP 上沢直之
SP 有原航平 SP 有原航平
SP 金子弌大 SP 金子弌大
SP マルティネス SP 堀瑞輝
SP ロドリゲス SP 生田目翼
SP 生田目翼 SP 北浦竜次
RP 浦野博司 RP 浦野博司
CL 石川直也 CL 石川直也
 

レアードの離脱と王柏融の加入で、
ポジションの需要と供給のバランスがかみ合わなくなっている。
普通はサード一番手は横尾俊建と考えそうなのだが、
ここに高濱を優先するか近藤を戻す人がそれなりの数いる気がする。
投手は外国人2人をどう考えるか。
右に書いたように「いっそこの2人を外して高卒の2人を固定しろ」
と主張してもおかしくはない。
あるいは石川直を先発とかリリーフの柱に立田将太とかもありうるか。
生田目は社会人出身になるが、高卒至上主義からの評価が高い。

オリックス

8 宗佑磨  
4 福田周平  
D ロメロ メネセス、マレーロ
7 吉田正尚  
3 T-岡田  
9 武田健吾  
5 西野真弘 頓宮裕真
6 安達了一  
2 若月健矢  
SP ディクソン  
SP アルバース  
SP 田嶋大樹  
SP 山本由伸  
SP 山岡泰輔  
SP 榊原翼  
RP 吉田一将  
CL 増井浩俊  
 

10~20代前半の高卒野手の伸びがかなり悪く、
この年代でのショートスタメン固定を強行させたがる人たちでも
さすがに安達の後継を推せる状況にはなっていない。
いやまさか宗をショートに戻せとは…まさかなあ。
野手の入れ替えを主張するとすれば、武田と頓宮ぐらいだと思う。
外国人枠を1つしか空けてない時点で充分変だけどな。
オリックスの場合はむしろ投手で、
ディクソンとアルバースはいやいやながら軸にしつつ、
山本の先発転向や榊原をはじめとした高卒投手の先発抜擢を
かなりごり押しするんじゃないだろうか。

ロッテ

8 藤原恭大
6 平沢大河
4 中村奨吾
3 井上晴哉
D バルガス
7 角中勝也
5 安田尚憲
2 田村龍弘
9 荻野貴司
SP 二木康太
SP 涌井秀章
SP 石川歩
SP ボルシンガー
SP 種市篤暉
SP 土肥星也
RP 岩下大輝
CL 内竜也
 

ある意味今回の目玉はここ。
打順に関しては多少入れ替わるかもしれないが、
サード安田、ショート平沢、センター藤原は
「どれだけ不調でも外すな」と言われるだろう。
鈴木大地は中村との争い、
藤岡は角中、荻野、菅野との外野2枠要員に回されそうだ。
もっとひどい場合は、
「後半戦から山口航輝をライトで固定しろ」と言い出すかもしれない。
先発投手は4番手まで外しようがないので仕方なく残すが、
彼らの本音は二木、種市、土肥がメインじゃないかな。

楽天

8 田中和基    
9 オコエ瑠偉    
4 浅村栄斗    
5 ウィーラー    
7 島内宏明 D 岩見雅紀
3 内田靖人    
D 岩見雅紀 7 辰己涼介
2 嶋基宏      
6 西巻賢二    
SP 則本昂大    
SP 岸孝之    
SP 辛島航    
SP 古川侑利    
SP 藤平尚真    
SP 安樂智大    
RP 松井裕樹    
CL ハーマン    
 

あくまで見た印象での傾向としてだが、
この手の人たちは「反発心」「勇気」を好む傾向がある。
とすると、先日ちょっとした騒動になったオコエ
「今こそ嫌わずに使え」と主張される可能性が高い。
茂木栄五郎が間に合うかどうかは怪しい状況を踏まえると、
ショートに推されるのはおそらく西巻一択になると思う。
あとは辰己を使わせるかどうか。
投手のほうはというと、歯ぎしりしていそうなのが
今シーズンも松井がリリーフなこと。

広島

7 野間峻祥 8 野間峻祥
4 菊池涼介 4 曽根海成
6 田中広輔    
8 鈴木誠也 9 鈴木誠也
9 長野久義 3 長野久義
3 松山竜平 7 高橋大樹
2 會澤翼 2 坂倉将吾
5 安部友裕 5 小園海斗
SP 大瀬良大地    
SP ジョンソン    
SP 中村祐太    
SP 高橋昂也    
SP 高橋樹也    
SP 薮田和樹    
RP 今村猛    
CL 中﨑翔太    

先日のアエラドットの記事を見ると、
どうやら長野獲得に失望してる人も少なくないようだ。
左側にはまず無難なスタメン予想を書いておいたが、
彼らの本音は右じゃないかと思っている。
長野は形式上置いているだけで、松山と併用。
新たに抜擢できる高卒外野は高橋大しか残っていないからどうしてもこうなる。
そしてシーズン後半には小園をまずサードで抜擢し、
慣れさせた来年から田中と小園のポジションを入れ替えろ
という主張が出てきてもおかしくはない。
投手は高卒が少ないのが不満だし弱点と思っているだろうから、
できるだけ高卒投手を入れておいた。
アドゥワ誠や塹江敦哉、長井良太らも先発に入れたほうが良かったかな?

ヤクルト

8 青木宣親  
3 坂口智隆  
4 山田哲人  
7 バレンティン  
9 雄平  
5 村上宗隆  
6 廣岡大志  
2 中村悠平 古賀優大
SP 小川泰弘  
SP 原樹理  
SP 高梨裕稔  
SP ブキャナン  
SP 高橋奎二  
SP 寺島成輝  
RP 梅野雄吾  
CL 石山泰稚  

上位打線は入れ替えたい高卒がいないのでしかたなくこのままだが、
村上と廣岡の抜擢はまず間違いなく言われると思う。
というか実際にこの起用は充分ありうる。
現実との違いは「成績が悪くても去年の廣岡のように外すな。1年固定しろ」
と主張してくることだろうか。
投手は支配下の高卒投手があまり多くないからこれぐらいか。
せいぜい高橋と寺島が入っていそうな程度。

巨人

6 坂本勇人  
9 重信慎之介  
8 丸佳浩  
5 岡本和真  
3 ビヤヌエバ  
7 和田恋  
4 吉川尚輝  
2 小林誠司 炭谷銀仁朗
SP 菅野智之  
SP 岩隈久志  
SP 今村信貴  
SP 田口麗斗  
SP メルセデス  
SP 高田萌生  
RP 澤村拓一  
CL マシソン  

長野がいなくなり、スタメン予想がしにくくなった。
ように思えるが、これでゲレーロ陽岱鋼さえ外せば
高卒の和田が使える環境になった。
重信とレフト・ライトがどちらになるかはわからないが、
やたらと推されるポイントがあるとすればここだろう。
先発も内海がいなくなったところに当てはめられそうなのは、
普通なら山口俊やヤングマン、桜井俊貴、鍬原拓也といった面々になりそうだが、
高田か大江竜聖のごり押しの余地が大きくなっている。

横浜

8 桑原将志   8 桑原将志
4 ソト   6 大和
3 ロペス   3 ロペス
7 筒香嘉智   7 筒香嘉智
5 宮崎敏郎   5 宮崎敏郎
9 細川成也 関根大気、乙坂智 4 ソト
2 嶺井博希   9 細川成也
1     2 嶺井博希
6 大和 大河 1  
SP 東克樹      
SP 濱口遥大      
SP 平良拳太郎      
SP 飯塚悟史      
SP 京山将弥      
SP 阪口裕亮      
RP パットン      
CL 山﨑康晃      
 

まず打順に関しては、「八番投手でも大して変わらない」と考えているか、
「八番投手が嫌い」かで大きく変わる。
野手のほうであと主張される可能性が高いのは、
桑原の一番センター固定とライトの起用。
梶谷隆幸や神里和毅を外して
細川、関根、乙坂あたりが推されるんじゃないだろうか。
先発ローテは監督自身がよくこのあたりの名前を出しているから、
石田健大や今永昇太、井納翔一などが外れるのも自然に見えなくもない。
それよりも声高に言われそうなのは、
「100球程度で変えるな、投げさせ続けて育てろ」か。
「投手は完投させないと育たない」と主張する人は昔から多いが、
これもその一種だろうか。

中日

8 大島洋平    
6 根尾昂    
9 平田良介    
3 ビシエド    
7 アルモンテ    
5 高橋周平 4 高橋周平
4 京田陽太 5 福田永将
2 松井雅人 2 石橋康太
SP 小笠原慎之介    
SP 藤嶋健人    
SP 笠原祥太郎    
SP 松坂大輔    
SP 清水達也    
SP 石川翔    
RP 鈴木博志    
CL 佐藤優    

このタイプの人たちの理想形の一つは
「開幕戦二番ショート立浪」なので、
当然ながら根尾も「二番ショート」となる。
人によって評価がかなり分かれているらしい京田は、
評価している人なら苦渋の選択でセカンド、
評価していない人ならさっさとスタメンから外すだろう。
あと、一部識者の評価が異常に高い石橋も
開幕スタメンを主張される可能性は充分にありうる。
昔の白濱裕太みたいに。
投手も変革が必要との名目で
こうした極端なローテを組ませようとするかもしれない。

阪神

6 北條史也  
4 糸原健斗  
9 糸井嘉男  
5 大山悠輔  
7 福留孝介  
3 陽川尚将  
8 中谷将大 江越大賀
2 梅野隆太郎  
SP メッセンジャー  
SP 西勇輝  
SP 秋山拓巳  
SP 才木浩人  
SP 小野泰己  
SP ガルシア 浜地真澄
RP 望月惇志  
CL ドリス  

去年は北條と糸原の打順が逆だったが、
ここは北條の大成を優先してこうされると思う。
四番は大山。ナバーロやマルテは放っておく。
センター候補はドラフト1位指名の高山俊や近本光司などもいるが、
おそらく彼らの評価が高いのは中谷と江越。
この2人以外は糸井と福留がいなくなっても無視される可能性すらある。
投手は高卒の若手・中堅も多くあまり入れ替えようがない気がするが、
もしかしたら浜地あたりも推されるかもしれない。

偏見にあふれた「若手厨」像

この手の人たちの大まかなパターンとしては、
野手なら「高卒=主軸、大卒・社会人=脇役・控え」、
投手は「高卒=先発、大卒・社会人=リリーフ」が根底にあることが多く、
そのうえで1年間スタメンを固定する9人野球を推奨してくる。
そのせいもあってか、「抜擢」と言っても
ベンチスタートの試合や併用をひどく嫌う。
また、そこまで年齢が離れていなければ
年下の大卒・社会人より年上の高卒を優先させる傾向がある。
こうしたパターンを踏まえて考えてみたら、
こんなスタメン予想になってしまった。
変な起用法で、今年どころか
チームの将来もかえって危険が大きくなりそうな箇所も多いのだが、
これでも案外ぬるいかもしれない。
今後は合同自主トレや2月からのキャンプで、
「若手抜擢」の声はかなり高まってくることが考えられるが、
各チームのファンも安易にこうした声に賛同することなく、
チームの状態を冷静に見ていきたいところだ。
そうすれば自分で勝手に熱狂したあとの失望に惑わされることもなくなるだろう。

2006年ドラフトを振り返る

 

「ハンカチ世代」への変遷

高校生は前年夏連覇を達成した
駒大苫小牧高の田中将大が軸と見られていたが、
チームがセンバツ出場を辞退して評価が少しずつ下がり出す。
そのセンバツから徐々に注目を集め始めたのが斎藤佑樹早稲田実業)。
夏予選を経ての甲子園優勝で斎藤は象徴的存在となり、
「ハンカチ世代」の言葉が定着していく。
ほかの1巡入札候補は
長打力の高い大型ショートの堂上直倫
夏予選で評価を上げた増渕竜義
夏甲子園では打たれたが評価の下がらなかった大嶺祐太
前年から評価が高かった前田健太の計6人。
このうち斎藤は大学進学を表明し、最終的には残る5人が1位最有力になった。

一方この年は前年と打って変わって大社も豊作と見られた。
中でも最注目は岸孝之大隣憲司の大学生2人。
ただ大隣は春に不調でやや評価を下げ、
横浜、阪神入りが既定路線と見られていた 高崎健太郎小嶋達也の高卒3年目社会人に、
当時東都の覇者として君臨していた青山学院大高市俊
大隣と同じ関西学生の金刃憲人
前年はプロ入りしなかった小松聖の争奪戦にも注目が集まった。

1巡入札

  選手名 ポジ 出身 競合
1 田中将大 RHP 駒大苫小牧 4
2 堂上直倫 SS 愛工大名電 3
3 大嶺祐太 RHP 八重山商工 2
3 増渕竜義 RHP 鷲宮 2
5 前田健太 RHP PL学園  
6 北篤 RHP 小松工業  
7 延江大輔 LHP 瀬戸内  
8 坂本勇人 SS 光星学院  
9 福田秀平 SS 多摩大聖ヶ丘  
10 野原将志 SS 長崎日大  
11 木村文和 RHP 埼玉栄  
12 吉川光夫 LHP 広陵  

 

  入札 外1巡 2巡
By 田中将大 北篤  
E 田中将大    
C 前田健太    
Bs 田中将大 延江大輔  
G 堂上直倫 坂本勇人  
M 大嶺祐太   佐藤賢治
S 増渕竜義    
H 大嶺祐太 福田秀平  
T 堂上直倫 野原将志  
L 増渕竜義 木村文和  
D 堂上直倫    
F 田中将大 吉川光夫  

高校生一番人気は田中で4球団。
5強のうち唯一の野手堂上にはセリーグ3球団が入札し、
さらに増渕2球団、
ソフトバンクが公言していた大嶺にはロッテが割って入りこちらも2球団、
唯一の単独は前田となった。
外れ指名は前年に続きウェーバー
堂上入札のチームは次もショート、
投手入札のチームはソフトバンク以外投手だったが、
北、木村はのちに野手へコンバートされることになる。

  選手名 ポジ 出身
1 高崎健太郎 RHP 日産自動車
1 小松聖 RHP JR九州
1 宮崎充登 RHP ホンダ鈴鹿
1 金刃憲人 LHP 立命館大
1 大隣憲司 LHP 近畿大
1 高市俊 RHP 青山学院大
1 岸孝之 RHP 東北学院
1 小嶋達也 LHP 大阪ガス
1 宮本賢 LHP 早稲田大
1 田中大輔 C 東洋大
11 永井怜 RHP 東洋大

 

  希望枠 1巡
E   永井怜
By 高崎健太郎  
Bs 小松聖  
C 宮崎充登  
M    
G 金刃憲人  
H 大隣憲司  
S 高市俊  
L 岸孝之  
T 小嶋達也  
F 宮本賢  
D 田中大輔  

一方の大社は希望枠締結が計10チーム。
楽天は再び希望枠での選手獲得には至らず、
実質11番目の指名で永井を獲得した。
ロッテは前年に続き1巡指名を回避。
野手の希望枠は田中大輔1人だけだった。

パリーグ

日本ハム

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25年ぶりに優勝、日本一にもなったこの年のハムは投手偏重指名。
地元高校の田中は抽選に外れ、1巡最後に指名したのが吉川。
1年目に15試合に先発し期待されたがそれ以降は結果を出せず、
実働は6年目の2012年から。
それ以外の投手は糸数が3年目に先発ローテに入ったことと、
山本が1年目の日本シリーズに登板したことぐらいか。
今浪は日本ハムでは控え止まり。
ヤクルト移籍後の2015、16年に打撃が開花し始めたが、
病気もあって2017年に引退した。
社会人チームからの野手指名は、2018年時点で金子が最後になっている*1

西武

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高校生1巡は地元にこだわり、増渕の後に木村を指名した。
投手としても2011年に21試合に登板したが結局目が出ずじまい。
野手でもコンバート直後の2014年に10HR*2を打ったが、
粗すぎでいまだスタメン定着に届いていない。
一方の大社は争奪戦を制して獲得した岸がエースに。
12年での先発試合数は最低16試合、20試合未満は3年しかない。
ただ、このほかには1年目55試合の岩崎は短命、
原と大崎はバッティングが伸びず控え止まりとやや物足りない。

ソフトバンク

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2年連続で地元選手の抽選に敗れたホークス。
福田は4年目から一軍出場が増えるが、
打撃が伸びずスタメン固定まではいかない。
4巡の李は台湾を経て現在ロッテでプレーしている。
この年のホークスは前年に続いて大社が大当たり。
2年目に台頭した希望枠の大隣は故障や病気も重なり、実働年数はいま一つ。
しかし高卒2年目*3でプロ入りした森福が4年目からリリーフで活躍し、
野手では長谷川が好成績を残し続けた。
高谷は打撃が伸びない守備型捕手、
山田は本格的な活躍が2011、12年なのがもったいないか。

ロッテ

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ソフトバンク入りが濃厚とされた大嶺は、
抽選に勝って獲得したもののその後伸び悩んだ。
失点率が4.5を下回ったのは9年目の2015年だけである。
野手は佐藤と神戸が伸びなかったが、
高卒1年目で指名の角中が6年目から大活躍。
一方の投手は荻野が3年で169試合に投げたがその後は故障で短命に。
中郷の活躍は5~7年目のことだった。
二軍の内野陣が若かったためか、
投手6、外野3とかなり偏ったドラフト。

オリックス

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この年のオリックスは高校生重視。
しかし関西出身の田中を外し、
延江、梅村、仁藤と巷の評価が高い高校生投手を獲得したが全員失敗した。
希望枠の小松は2年目に新人王をとる活躍を見せたが
それ以降は戦力とはならず。
登板機会はそこそこあったが打ちこまれるシーズンがほとんどだった。
大学では高打率、高出塁率だった大引は、
さほど巷の評判が高くなかった守備に定評のある選手へ成長。
バッティングもショートとしては悪くないのだが、
大学時代の期待値を考えると物足りなく見えてしまう。

楽天

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高校生1巡で4球団競合を制した田中は1年目から大活躍。
7年でアメリカへ行ったが、充分すぎるほどもとはとったと言えるだろう。
大社1巡の永井も1年目から活躍。
6年目以降が故障でやや短命気味に見えてしまうのが悔やまれる。
投手の指名はここまでで、この年の楽天本指名は3巡以下が全員野手。
嶋と渡辺が1年目からレギュラーに定着して大当たりの年だった。
2人のバッティングの全盛期は、
嶋はムラがはげしいものの6~11年目にかけて、
26歳で指名の渡辺は3~5年目といったところか。
育成の中村も1年目から支配下入りし、まずまずの働きだった。

セリーグ

中日

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1巡は地元かつチームとの縁も深い堂上を抽選で引き当てた。
ポジションを見るとわかるように、
堂上は最初その打力を生かしての育成。
ところが4年目に一軍セカンドへ抜擢されると、
翌年からの使用球変更も災いしたのか打撃が急激に落ち込み、
完全に守備の人になってしまった。
3巡の福田が現在サードレギュラーというのも皮肉な結果になっている。
大社のほうは浅尾が2年目から大活躍を見せたが、
6年目以降は40試合以上の登板がなくなった。

阪神

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堂上を外した後は坂本勇人と同程度に評価の高かった野原を指名。
バッティングを期待しての育成だったようだが、伸びなかった。
後の結果を見て「阪神はなぜ外れ1位で坂本を指名しなかった」
という批判をしばしば目にしたが、
既に他球団が指名済みの選手は獲得できないことを知らないのだろうな。
ほかの高校生は夏甲子園出場の2人を獲ったがこちらも失敗。
大社では3年前から既定路線と噂されていた小嶋に
1年目新人王の上園などを獲得したが、
小嶋は社会人での伸び悩みを引きずったかプロでも伸び悩み、
上園は2年目以降打ちこまれることが増えた。
残る2人の野手も活躍できず、
新人王こそいるがこの年は失敗ドラフトと言える。

ヤクルト

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2球団競合の増渕は使われたが、
本当に活躍したと言えるのはリリーフでの2010年だけ。
2011、12年にも防御率4~5点台と打ちこまれていた。
守備型のセンターとして一軍定着した上田は、
試合での貢献とともにその地味さ?でかえって知名度が上がることに。
希望枠では東都のエース高市を獲得するが失敗。
大学では3年春からの急激な投球回増の影響か
スタッツが下降線をたどっていたので、
この結果もある意味順当と言えなくもない。
それ以外の選手も残念ながら失敗に終わっている。

巨人

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堂上の競合には敗れたものの、外れ2番目で指名した坂本が大当たり。
2年目に二岡智宏の離脱やセカンド、サード不在で代役がいないこともあって、
不調の時もショートに固定され続けた。
ショート固定すると打撃が停滞するか大怪我をする高卒選手がほとんどな中、
打撃も次の年から開花し、出場し続けているのは見事と言うほかない。
本指名の野手は寺内以外一軍の戦力にはならなかった。
投手も金刃以外の3人は一軍戦力にならず、
金刃は1年目以外停滞し、活躍するまで時間がかかった。
この年の巨人は育成選手を大量指名したが、
のちに一軍出場したのは松本と隠善の2人。

広島

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一説には広島スカウトが熱心だったため
他球団が避けたとも言われる前田は
2年目から一軍ローテ入りし、3、4年目には早くもエース格になった。
會澤の一軍固定は8年目から。
この年獲得した3人の社会人投手は、
チームの投手が不足しているので登板こそ多いが内容はいまいち。
最近社会人投手の指名選手が全くうまくいかない広島だが、
その妙な傾向がこの指名からも見てとれる。

横浜

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外れ1巡の北は投手指名だが本人も野手志向が強かったらしく、
早い段階で野手コンバート。
ただ一軍で活躍するまでには至らなかった。
梶谷は6年目に一軍ショートで起用されるも結果を残せなかったが、
外野コンバート後は安定して高いスタッツを記録している。
下園は2009~11年までスタメン、以降は代打でまずまずの働き。
地元の希望枠高崎は先発としての実働が2011、12年だけで、
大活躍とは言い難いのが残念なところだ。

*1:投手は15人指名

*2:OPS.652、wOBA.287

*3:シダックス廃部による特例