スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書きなぐるブログ。更新頻度は気まぐれ

【再掲】ドラフトの大当たり・大外れ年を振り返る ソフトバンク編

※ニコニコのブロマガにあげた内容を加筆修正したもの。
93年からなのでソフトバンクの場合はダイエー時代からのスタートになる。

基準

1月から2月にかけて生放送でおこなっていた振り返り放送でのネタ。
基本的な基準はこうなっている。

  • 逆指名が導入された1993年以降が対象
  • 大当たり年:大物選手が2人以上、または大物+そこそこ以上の選手2人以上
  • 大外れ年:そこそこの選手が1人以下

要は「ごく一部スター選手で夢を見る」のではなく、
「チームを強くする」ことに主眼を置いている。
ドラフト評論では往々にして「他9人が大失敗でも1人大物がいれば大成功」とされるが、
ここでは超大物が1人だけいても大当たり年にはならない
これは単年に限らず複数年にまたがる話でもある重要なポイント。

大当たり年

1993年

逆指名で小久保裕紀を獲得。もう一人の逆指名渡辺秀一は短命だったが、
吉武真太郎が早い成長からそこそこ息の長い活躍を見せた。

1994年

城島健司を反則に近い形で指名。他にも本間満が控え主体ながら長く働いたことと
病死のため期間は短いがいい働きをした藤井将雄の存在で大当たり年とした。

1996年

1位から井口忠仁松中信彦柴原洋はもはやずるい、反則というレベルですらない。
この大物野手3人に見逃されがちだが、そのあと投手も倉野信次岡本克道を確保している。
ちなみにこの年は高校生指名ゼロ。

2001年

大当たり年3連続の反則技、3巡杉内俊哉は言わずもがなの大物選手。
抽選獲得の寺原隼人はホークス時代だと微妙なラインだが、神内靖で何とか持ち直した。

2002年

成功者は2人だけだが、成功した自由枠の和田毅新垣渚でお釣りがくる。

2003年

自由枠の馬原孝浩高齢指名の三瀬幸司が息の長い活躍を見せた。
野手は明石健志がまずまず。城所龍麿も合わせれば大当たり年の仲間入りか。

2005年

高校生ドラフトは外れ年。しかし大社で松田宣浩本多雄一の主力野手2人に
柳瀬明宏藤岡好明のリリーフ2人を確保した。

2006年

高校生は福田秀平に育成の山田大樹といるが活躍期間、時期を考えると微妙。
この年も大隣憲司森福允彦長谷川勇也と大社が大当たりだった。

2010年

2位の柳田悠岐が大当たり。さらに育成指名から千賀滉大が成長した。
加えて甲斐拓也も出てき始めたので大当たり年としておいた。

大外れ年

1998年

新垣渚の抽選を外しての吉本亮や某評論家の評価がやたら高かった小椋真介は大成できず。
唯一それなりに働いた水田章雄も時間がかかった。

2000年

当時誰もが嘆息した山村路直山田秋親の山山コンビが事実上の失敗に。
山崎勝己荒金久雄も息は長かったが控えの域を出ていないのが痛い。

2004年

そこそこの働きをしているのは江川智晃1人、
その江川も2013年に2桁HRは打ったが、シーズン通しての活躍がまだ一度もない。

全体総評

1990年代中盤の大当たり年連発が1999年以降に結実する形となった。
同時期の巨人と比べるとリリーフやバイプレーヤーの数もそれなりである。
一方2000年代前半の大当たりは投手偏重で、
ここに野手流出が重なってしまい2000年代後半はやや停滞することに。
2007年以降は大物選手1人ずつの年が多く数がやや不足気味だが、
足りない部分は容赦ない補強でうまく補っており、現在の強さにつながっている。
またこの足りない部分が、そもそも数を必要とする投手に目立つのも
金満補強が効力を発揮しやすい要素なのかもしれない。
これも一つの戦略と考えると面白いポイントになりそうだ。