スポーツのあなぐら

主に野球のデータ、ドラフトについて書きなぐるブログ。更新頻度は気まぐれ

【再掲】ドラフトの大当たり・大外れ年を振り返る 横浜編

※ニコニコのブロマガにあげた内容を加筆修正したもの。

最後の13球団目は横浜である。
このチームは・・・まあ予想通りの結果になっているよ。

基準

  • 逆指名が導入された1993年以降が対象
  • 大当たり年:大物選手が2人以上、または大物+そこそこ以上の選手2人以上
  • 大外れ年:そこそこの選手が1人以下

要は「ごく一部スター選手で夢を見る」のではなく、
「チームを強くする」ことに主眼を置いている。
ドラフト評論では往々にして「他9人が大失敗でも1人大物がいれば大成功」とされるが、
ここでは超大物が1人だけいても大当たり年にはならない
これは単年に限らず複数年にまたがる話でもある重要なポイント。

大当たり年

1994年

2位以外は高校生で固めたこの年、3位以下で福盛和男多村仁相川亮二が大成。
彼らの育成に時間がかかったのはやや難だが、1位競合の紀田彰一を補って余りある結果に。

2002年

最下位に転落したTBS1年目は村田修一吉村裕基の大型野手に加藤武治を獲得する
当たり年。息の長い木村昇吾は控え主体かつ実績が移籍後でやや評価は下がる。

2014年

山崎康晃、石田健大、倉本寿彦と既に3人が主力になっている年。
飯塚悟史も成長のあとを見せているが今後さらにどう伸びてくるか。

大当たり年次点

1996年

上位の逆指名川村丈夫森中聖雄は森中がやや短いもかなりの出来。
下位の高校生は石井義人が大成したが、開花が西武移籍後のため次点止まりに。

1998年

5位指名で社会人時代(DH制あり)は投手だった金城龍彦が2年目から大活躍。
他に高卒の古木克明小池正晃がいるがこの2人は通算で見ると中途半端なライン。

2006年

高校生は梶谷隆幸が主力に。大社は下園辰哉が健闘しているが、
希望枠の高崎健太郎は活躍時期が2011、12年のため評価が下がる。

2009年

1位指名の地元枠筒香嘉智は球界を代表するスラッガーに成長した。
ただまだ現役とはいえ、2位の加賀繁、育成の国吉佑樹には短命の感が強い。

2010年

最近尻すぼみだが荒波翔、大原慎司がそれなりの働き。
須田幸太はまだ期間が不十分で、福山博之が他球団での活躍のため評価が下がる。

大外れ年

1997年

この年から完全高校生路線に転じた横浜。
2位で新沼慎二競合を制するも成功者0の大失敗年となってしまった。

2001年

寺原隼人の抽選を外し、狙っていた選手はことごとく先を越されて
監督も「失敗」と吐き捨てたと聞くが、まさにその自己評価通りの結果に。

2007年

高校生は甲子園の有名選手をかき集めたが、一番伸びた田中健二朗が8年目からでは
遅すぎる。大社は2人にとどめたがこの年ならまあこんなものだろう。

2008年

1位競合で獲得した松本啓二朗は期待に応えられず。藤江均、山崎憲晴、小杉陽太も
伸びきらなかった。チームとしてはむしろ早稲田大との雪溶けの年か。

大外れ年次点

1999年

逆指名の木塚敦志がリリーフで長く活躍したが、他は全滅。
田中一徳は打撃が伸びず、中野渡進は1年限定に終わった。

2003年

高校時代に評価の高かった自由枠森大輔は一軍登板なし。戦力は2人おり、
牛田成樹は悪くなかったが短命で、吉川輝昭は期間、内容ともにかなり物足りない。

総評

前回の西武とは対照的で、大当たり年が非常に少なく、外れ年も数多い。
2002~15年の長い低迷期を象徴するかのようなリストになった。
主力野手はあまり多くなく、投手は先発投手が少ないばかりか
リリーフもやや短命に終わった選手がかなり目立っている。
他の年も、選手の名前はかなりの大物も少しは挙がるが、
「そういえばいた」と言われそうな選手も多く、哀愁すら感じさせる。
ベイスターズはここ2年でようやくCS争いをできるチームになってきたが、
これは現体制になってから投手の指名がうまくいっているのが大きいだろう。
まだまだ数は圧倒的に不足しているが、
長く続いたボロボロの時代よりははるかに良くなってきている。